ボールペンの生い立ちと現在

ボールペンは、1943年にハンガリーで発明されたものです。
名称のとおり、筒状ペンの先端にボールが装着されており、このボールが紙に当たって回転する際、紙の反対側にあるインクがボールを伝って、紙に付着することで文字を書くことができるという仕組みです。
この仕組みは、万年筆よりも気圧の変化に対応しやすく、イギリスの空軍パイロットから人気を得て、ひろく社会的に認知されることになりました。

しかし、初期はトラブルも多く、普及は1950年代に入ってからでした。さらに1960年代に入ると日本で安価な製品が多数作られることとなり、一般的におおきく普及しました。

このころのインクは、油性であり、インクに多少の粘性があったのですが、その後1970年代に入ると水性インクを採用したボールペンが発売されます。筆はこびの軽快さが受けて広く普及します。
1990年代に入ると、水性インクは半固体のゲルインクへと進化します。油性インクのいい点をあらためて取り入れたのです。そして現在は、油性インクの改良も進み、筆運びも滑らかな商品が多数発売されています。
書き手の好みに合わせることができるように無数の商品がそろっているのです。

販売されているのは、格安で高性能なものがほとんどですが、中には高級といっても良いものもあります。
これらのものは、贈り物としても喜ばれており、相場は2千円から3万程度と幅があります。
人気があるブランドとしては、ドイツのモンブラン、同じくペリカン、イギリスのパーカーがあります。
モンブランは、同名の山をモチーフにした六角形の白いロゴマークがつけられており、高級感の高いものとなっています。
パーカーは、マッカーサー元帥が太平洋戦争終結の文章に使用したり、ブッシュ元大統領とエリツィン元大統領が軍縮会議の文章に使用したりと平和のイメージが強いブランドです。
ペリカンは元々インクの製造会社だったのですが、欧州では総合文具メーカーとしての地位を得ています。
デザインにペリカンのくちばしを取り入れているのが特徴です。

ボールペンは、芯を変えれば使い続けることが可能ですが、そのほかにも最近では環境に配慮した製品も多く販売されています。材料の多くはプラスチックが使われているわけですが、このプラスチックにペットボトルからリサイクルしたものを使っているものがあります。

使い心地から高級、環境配慮モデルまで、選択肢の幅がこれほど多い筆記具は中々ないかもしれません。

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